プラントエンジニアとはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説
プラントとは、日用品から鉄鋼までの製造工場や、エネルギー関連施設、下水処理場などを指し、それぞれの分野によって規模や必要設備が異なります。これらの施設で働く技術者を「プラントエンジニア」と呼びます。プラントエンジニアリングは、プラントの企画、設計、建設、施工管理、保守・メンテナンスなどを行う業務全体を指し、専業企業が一括して担当する場合もあれば、鉄鋼や造船などの企業が一部を請け負うケースもあります。 プラントエンジニアリングのプロジェクトは非常に大規模であり、土木、電気、化学、機械といった各分野の専門家が集まり、プロジェクトマネジメントや設計業務に携わります。例えば、土木系エンジニアは道路や港湾施設の設計・施工を、電気系エンジニアは電力供給システムや制御システムの構築を、化学系エンジニアは原料から製品化するプロセス設計を、機械系エンジニアは機械装置の開発・設計を担当します。 近年、CO2削減目標に対応するため、プラント業界では省エネや高効率化への関心が高まり、新規プラントの建設や既存プラントのメンテナンスが進んでいます。LEDや有機ELなどの新技術を取り入れたプラントも増加しており、今後、プラントエンジニアの需要はさらに高まると予想されています。